Twitchの総視聴時間が前年から83%増加
2020年はパンデミックの影響でライブストリーミングサービスが大きく成長した。年間の総視聴時間はTwitchが17億時間で前年比83%増、Facebook Gamingは3億8800万時間で同166%増を記録した。
2020年はパンデミックによる自粛生活の影響でライブストリーミングサービスが大きく成長した。年間の総視聴時間はTwitchが17億時間で前年比83%増、Facebook Gamingは3億8800万時間で同166%増を記録した。
Twitchで年間を通じて人気だったカテゴリはJust Chatting(雑談)だった。視聴時間が最も長かったゲームはValorantで、2020年6月のリリースからわずか半年でグローバルタイトルへと成長を遂げた。またAmong Us、Fall Guys: Ultimate Knockoutといったインディーズタイトルがランクインしたことも注目に値する。
2020年の新作に絞って視聴時間を見てみると、音声入力を活用したホラーゲーム Phasmophobiaが3位にランクインした。最大4人のオンラインプレイが可能で、プレイヤー同士が非接触でコミュニケーションを楽しめる点が好評を博した。日本のゲーム系インフルエンサーの間でも動画を投稿する人が多かった。
一方、Cyberpunk 2077、Ghost of Tsushima、Hadesといったリッチなナラティブを備えた高難度のアクションゲームも視聴者を集めた。
Twitchでのストリーマーランキングでは、元プロゲーマーのxQcOWがトップとなった。ランキングにはブラジル出身のGaules、スペイン出身のauronplayといった英語以外の言語でライブ配信を行うストリーマーも含まれ、Twitchが世界中のゲームファンの間でスタンダードなコミュニケーションツールとして利用されていることが窺える。