ネクソン 2020年12月期通期決算
ネクソンは2020年12月期の通期決算を発表した。売上高は2930億円(前年比17.9%増)、営業利益1110億円(同17.9%増)、純利益1080億円(同11.3%減)となり、過去最高の売上高を記録した。韓国でPCゲームが好調に推移し、メイプルストーリーが前年比98%増で業績を押し上げた。
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ネクソンは2020年12月期の通期決算を発表した。売上高は2930億円(前年比17.9%増)、営業利益1110億円(同17.9%増)、純利益1080億円(同11.3%減)となり、過去最高の売上高を記録した。韓国でPCゲームが好調に推移し、メイプルストーリーが前年比98%増で業績を押し上げた。
キャッシュ・フロー
- 営業活動によるキャッシュフローは1376億円で、前年度の1050億円から増加した。
- 投資活動によるキャッシュフローは1400億円の支出で、前年度の280億円から大幅に増加した。
- 財務活動によるキャッシュフローは26億円の支出で、前年度の270億円の支出から減少した。
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地域別業績
日本
- 売上高:43億円(前年比43.6%減)
- セグメント損失:43億円(前年は34億円の損失)
- 概況:V4、TRAHA、FIFA MOBILE等の新作による増収があったものの、既存タイトルの減収が響いて減収となった。
韓国
- 売上高:2600億円(前年比21.0%増)
- セグメント利益:1200億円(前年比13.0%増)
- 概況:K-POPグループ BTSを起用したマーケティングが奏功し、主力タイトルのメイプルストーリーは収益が前年比88%増となった。FIFA ONLINE 4、アラド戦記、Sudden Attackも好調で、PCゲームによる収益は前年比48%増となった。モバイルゲームはPCゲーム以上の急成長を遂げ、収益は前年比116%増となった。風の王国:Yeon、KartRider Rush+、FIFA MOBILE、メイプルストーリーMが成長を牽引した。
中国
- 売上高:30億円(前年比8.4%増)
- セグメント利益:18億円(前年比21.5%増)
- 概況:中国市場での主力タイトル『アラド戦記』が減収。
北米
- 売上高:170億円(前年比6.0%増)
- セグメント損失:12億円(前年は55億円の損失)
- メイプルストーリー、メイプルストーリーMが寄与してわずかに増収。
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2021年度見通し
通期の業績予想は非公表。来期はPCゲームとモバイルゲームの両方でグローバルに展開する。特にアラド戦記、メイプルストーリーおよびメイプルストーリーMに注力する方針だ。
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